私たちの体には体温を調整するために汗腺があります。汗腺には2つの種類があり、主成分が水の汗を出す「エクリン腺」と、タンパク質や塩分、脂肪などを含んだ汗を出す「アポクリン腺」です。

アポクリン腺は皮膚の深いところにあり、毛根の付け根あたりに存在します。アポクリン腺には、いわゆるフェロモンを発する性腺の役割もあり、個人によってにおいに違いがあります。このアポクリン腺から出る汗が皮脂と混ざり、さらに細菌によって分解されると、独特な強いにおいを発します。これがいわゆる「わきが（腋臭症）」です。

このアポクリン腺は全身ではなく限られた部分に分布しています。わきの他にも、外耳道、乳輪まわり、陰部などにもアポクリン腺は存在し、わきが体質の場合は同様に強いにおいを発します。アポクリン腺は全ての人にありますが分泌量などは人によって異なり、わきが体質は親から子へ遺伝する可能性が高いです。

わきが（腋臭症）が気になる方は、まずはクリニックへご相談ください。

東京にある日本橋形成外科・皮フ科・美容外科では、わきが治療を行っています。わきがでお悩みの方は、ぜひお越しください。

自分の体臭にはなかなか気づきにくく、自分がわきが（腋臭症）かどうか気づかない方も意外といらっしゃいます。まずは、自分がわきが（腋臭症）かどうか、セルフチェックをしてみましょう。

1．耳垢が湿っている

耳の中にはアポクリン腺が多くあります。アポクリン腺の分泌が活発だと、耳垢が湿りやすいです。日本人の約8割は乾いた耳垢ですが、わきが体質の方は耳垢が湿ったタイプが多いです。

2．服に悪臭のする黄色い汗じみがつく

服のわき部分についた黄色い汗じみは、においの原因となるアポクリン腺から出る汗によってできている可能性があります。服に黄色いしみがついており、悪臭がした場合はわきがの疑いがあります。

3．毛が濃い

アポクリン腺は毛根部分にあります。わきの毛が濃い・太いということは、それだけアポクリン腺も多く、においが発生しやすくなります。また、毛が濃いとにおいがこもりやすいため、よりわきがを悪化させているケースもあります。

4．両親にわきが（腋臭症）の人がいる

わきがの体質は遺伝する可能性が高いです。両親のどちらかがわきがの場合、高い確率でわきがの疑いがあります。

以上の項目に当てはまるものが多い方は、わきがの可能性があります。

東京にある日本橋形成外科・皮フ科・美容外科では、医師によるわきがの診断・治療を行っています。自分がわきがなのか不安な方も、ぜひご相談ください。